2016年6月18日土曜日

式場について


私たちが挙式・披露宴会場として選んだのは、東京・神保町にある「学士会館」でした。

東京大学発祥の地で、建物は昭和初期に建築され、今では国の有形文化財にも指定されています。普段は七大学(いわゆる旧帝大)のOB会館として機能しているほか、各種レセプションやパーティーが行われています。
中でも有名なのが、私たちも披露宴を行った「201号室」(写真は下に)。ドラマ『半沢直樹』で、大和田常務が土下座したのもここです。

式場選びですが、実は二次会を決めたのが先でした。飯田橋の、お濠に面した「カナルカフェ」というお店にどうしてもしたくて、それから逆算して、飯田橋~四谷~東京駅あたりのエリアで検討しました。
二次会の飯田橋に近いということで、最初に考えたのは、神楽坂にあるアグネスホテル。
一度泊まったことがあり、隠れ家的な雰囲気も気に入っていたのですが、少し予算オーバー。持ち込みなども割と厳しめと聞き、第二候補を探していたときに見つけたのが、学士会館でした。
「あ、ここでも結婚式できるんだ」くらいの軽い気持ちで見始めたのですが、クラシカルな雰囲気、立地、予算など、条件を満たしていることが判明。さらに夫、夫の父、私の父も学士会の資格を持っているので、ますます縁を感じました。
親孝行にもなるし、ここだ!と思って、入籍後に見学に訪れたところ、担当してくれたプランナーさんがとても話しやすく、頼りがいのある方だったので、夫とふたりで即決しました。
このプランナーさんが最後まで担当してくれたのですが、本当によく仕事のできる女性で、めちゃくちゃお世話になりました。彼女あってこその結婚式だった!と今でもよく夫と話します。

このクラシカルな空間で、絶対にやりたかったのが、流しテーブル。
学士会館は丸テーブルが基本のようですが、流しテーブルも可能でした。その場合40人掛けを2セットというセッティングになります。流しテーブルの場合、人数調整や席次の決め方が結構難しくなりますが、イメージ通りの午餐会風になって感無量でした!
テーブルクロスはシンプルなネイビー、テーブルランナーはシュリックゴールド、ナフキンはアイボリーにしました。
紺色にゴールドが映えて、良かったです。

また、窓が多くて、日の光が入るのも気に入っています。ホテルだと、窓のないバンケットルームも多いので。窓のカーテンは、演出によって開けたり閉めたりしてもらいました。


ちなみに学士会館は、宿泊施設と美容室もあります。新郎新婦、夫の親戚、私の両親&親戚も宿泊利用しました。

家からそんなに遠くないので、前泊ではなく当日泊のほうがいいかな?とも思ったのですが、朝7時45分からのお支度だったので、前泊して、当日余裕を持って起きられたのは良かったです。
写真はスイートルーム。一般的なホテルのスイートに比べるとこじんまりとしていると思いますが、昔ながらの応接間的なインテリアが心地よかったです。

朝ごはんは1階のカフェ&ビアパブ「THE SEVEN’S HOUSE」で食べられます。私と夫は和食にしましたが、十六穀米に焼き魚、納豆など、とてもヘルシーで美味しかったです。私の両親はコンチネンタルブレックファストにしていましたが、そちらも焼きたての卵料理が供されて美味しそうでした。

結果的に、学士会館で結婚式を挙げて、本当に満足です。
ハード面では、やはり建物が素晴らしく、特に年配者にはウケがいいと思います。プリンセシーな要素は少ないけど、クラシックやヴィンテージが好きな方にはとてもおすすめです。
ソフト面では、スタッフがみんな大人でキビキビしていて、でも親近感もあるので、やりやすかったです。結婚式の専門式場ではない分、ガツガツ営業してこないのも合っていました。初期見積もりからそれほど上がることなく、ちゃんと地に足ついた値段で終えることができました。
私たちはオリジナルの演出をたくさん入れてもらいましたが、どれも実現していただけました。向こうからあれこれ提案するという感じではなかったですが、自分のやりたいことが明確な人は、なんでも相談に乗ってもらえると思います。

学士会館の皆さま、どうもありがとうございました!

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