2016年6月26日日曜日

前撮りについて その2(当日編)

かなり今更ではありますが、前撮り 当日編を書きたいと思います。
前半はこちらです。

当日は12時に新橋の雀荘集合だったので、午前中に美容院へ。
イメージ写真として、ジェニファー・ベアーの写真を持っていきました。初めての美容院だったのですが、とても可愛く仕上げてくれて大満足!
後れ毛の具合と、バックの髪の流れがとても好きでした!
ブライダルインナーの上に私服を着て、ドレス一式&ブーケを持って雀荘へ移動。個室を貸切にしていたので、その中で夫に手伝ってもらいながら着替えました。
その後、カメラマンさんや友達が到着し、早速撮影スタート。
当初は個室の中だけで撮影するつもりだったのですが、カメラマンさんが「せっかくだから、広いところで撮ったほうがいいですね!」と、店員さんに交渉してくれました。
お客さんが何組かいたのですが、「新郎が麻雀が大好きで、どうしても写真を撮りたいので、皆さんどうかご協力よろしくお願いします!」とカメラマンさんが挨拶してくれました。自分たちだけだとなかなかそこまで言えないので、すごく助かりました。
念願のキング・クリムゾン風。顔をスタンプで隠してしまってますが、みんなキメキメの顔で、面白い画になりました。
麻雀牌をジャラジャラしているカット。婚約指輪&結婚指輪が見えて、おしゃれな雰囲気でお気に入りです。

ストロボを焚いて、バキッと撮ったカット。親に見せたら「ギャングと情婦みたいじゃない!」と言われましたが、こんな機会でもないと撮れない写真で、こちらもお気に入りです。
大ぶりのグリーンのイヤリングも、雀荘の雰囲気に合っていてよかった!
本当に勝手なことを言うと、ヴィスコンティの映画『山猫』のクラウディア・カルディナーレ&アラン・ドロンのこのシーンみたいな雰囲気になって嬉しかったです。洋服しか似てない上に、イタリア映画というよりは、韓国ドラマ風ではありますが・・・!



雀荘のあとは、日比谷公園に移動。丁度桜の季節だったので、桜の木の下で撮影しました。予想以上に正統派の写真が撮れて良かったです。
雀荘では2cmヒールのパンプスでしたが、ここからは10cmヒールのパンプスに履き替えました。夫より背が高くなってしまうのですが、前日が雨だったので、高いヒールを履くことにより、裾が汚れなくて済みました。
これは日比谷公会堂の近くだったかな。場所を選べば、かなり森っぽい雰囲気で撮れました。
この日は日比谷公園でミャンマーフェスティバルをやっていて、公園を歩いていると、ミャンマー人の方々がカタコトで「カワイイ!」と褒めてくれて、とても嬉しかったです。

最後は荒木町で撮影。ここも、私たち夫婦にとって大好きな場所です。
日比谷公園では、自然光を活かした撮影だったので、荒木町では屋外でもストロボを焚いて、ストリート感あふれる写真にしてもらいました。雀荘ともまた違う雰囲気で、なんとなくアラーキーっぽい、詩情ある写真になりました。
ショートベールは、母から譲り受けたもの。ロングとショートを両方譲ってもらったのですが、挙式ではロングしか着けないので、前撮りでショートベールを着けられて良かったです。ベールがなくても十分花嫁らしかったと思いますが、ベールを着けるとより一層花嫁らしいというか、神聖な感じが出るなと思いました。

荒木町は普段は賑わっていますが、日曜午後ということで、人通りも少なく、撮影しやすかったです。






結婚式当日は、ゆっくり撮影する時間がなかなか取れないので、凝った写真を撮りたいという方には、前撮りはおすすめです。ハネムーンで後撮りするという方法もありますが、予行演習という意味でも、個人的には前撮りのほうがいいかなと思いました。ウェルカムスペースなどにも使えますし。
注意点としては、ブーケをテーブルなどに置くとヘタってしまうので、できれば水入りのペットボトル(ブーケが入るか確認すること)を持ち歩いて、花瓶代わりにするといいと思います。

2016年6月18日土曜日

式場について


私たちが挙式・披露宴会場として選んだのは、東京・神保町にある「学士会館」でした。

東京大学発祥の地で、建物は昭和初期に建築され、今では国の有形文化財にも指定されています。普段は七大学(いわゆる旧帝大)のOB会館として機能しているほか、各種レセプションやパーティーが行われています。
中でも有名なのが、私たちも披露宴を行った「201号室」(写真は下に)。ドラマ『半沢直樹』で、大和田常務が土下座したのもここです。

式場選びですが、実は二次会を決めたのが先でした。飯田橋の、お濠に面した「カナルカフェ」というお店にどうしてもしたくて、それから逆算して、飯田橋~四谷~東京駅あたりのエリアで検討しました。
二次会の飯田橋に近いということで、最初に考えたのは、神楽坂にあるアグネスホテル。
一度泊まったことがあり、隠れ家的な雰囲気も気に入っていたのですが、少し予算オーバー。持ち込みなども割と厳しめと聞き、第二候補を探していたときに見つけたのが、学士会館でした。
「あ、ここでも結婚式できるんだ」くらいの軽い気持ちで見始めたのですが、クラシカルな雰囲気、立地、予算など、条件を満たしていることが判明。さらに夫、夫の父、私の父も学士会の資格を持っているので、ますます縁を感じました。
親孝行にもなるし、ここだ!と思って、入籍後に見学に訪れたところ、担当してくれたプランナーさんがとても話しやすく、頼りがいのある方だったので、夫とふたりで即決しました。
このプランナーさんが最後まで担当してくれたのですが、本当によく仕事のできる女性で、めちゃくちゃお世話になりました。彼女あってこその結婚式だった!と今でもよく夫と話します。

このクラシカルな空間で、絶対にやりたかったのが、流しテーブル。
学士会館は丸テーブルが基本のようですが、流しテーブルも可能でした。その場合40人掛けを2セットというセッティングになります。流しテーブルの場合、人数調整や席次の決め方が結構難しくなりますが、イメージ通りの午餐会風になって感無量でした!
テーブルクロスはシンプルなネイビー、テーブルランナーはシュリックゴールド、ナフキンはアイボリーにしました。
紺色にゴールドが映えて、良かったです。

また、窓が多くて、日の光が入るのも気に入っています。ホテルだと、窓のないバンケットルームも多いので。窓のカーテンは、演出によって開けたり閉めたりしてもらいました。


ちなみに学士会館は、宿泊施設と美容室もあります。新郎新婦、夫の親戚、私の両親&親戚も宿泊利用しました。

家からそんなに遠くないので、前泊ではなく当日泊のほうがいいかな?とも思ったのですが、朝7時45分からのお支度だったので、前泊して、当日余裕を持って起きられたのは良かったです。
写真はスイートルーム。一般的なホテルのスイートに比べるとこじんまりとしていると思いますが、昔ながらの応接間的なインテリアが心地よかったです。

朝ごはんは1階のカフェ&ビアパブ「THE SEVEN’S HOUSE」で食べられます。私と夫は和食にしましたが、十六穀米に焼き魚、納豆など、とてもヘルシーで美味しかったです。私の両親はコンチネンタルブレックファストにしていましたが、そちらも焼きたての卵料理が供されて美味しそうでした。

結果的に、学士会館で結婚式を挙げて、本当に満足です。
ハード面では、やはり建物が素晴らしく、特に年配者にはウケがいいと思います。プリンセシーな要素は少ないけど、クラシックやヴィンテージが好きな方にはとてもおすすめです。
ソフト面では、スタッフがみんな大人でキビキビしていて、でも親近感もあるので、やりやすかったです。結婚式の専門式場ではない分、ガツガツ営業してこないのも合っていました。初期見積もりからそれほど上がることなく、ちゃんと地に足ついた値段で終えることができました。
私たちはオリジナルの演出をたくさん入れてもらいましたが、どれも実現していただけました。向こうからあれこれ提案するという感じではなかったですが、自分のやりたいことが明確な人は、なんでも相談に乗ってもらえると思います。

学士会館の皆さま、どうもありがとうございました!

2016年6月12日日曜日

当日のドレス、ヘアメイクについて

当日は朝8時前にブライズルーム入りして、二次会を撤収したのが21時。長丁場でしたが、3種類のドレス&ヘアスタイルで楽しみました!
前日にヘアの再リハーサルをやったことで、ほぼイメージ通りのヘアメイクもできました。注文の多い花嫁だったと思いますが、やっぱり納得いくまでやってよかったです!

挙式~披露宴前半

挙式ということで、第一に清楚でシンプルであること、でもヘアは夜会巻きみたいにかっちりしすぎるのではなく、若々しさもあることをテーマにしておりました。
すでに最終見積りが出たあと、挙式4日前くらいにいきなりプランナーさんに「ヘアード(生花の飾り)」って今から準備できますか!?とお願いして、花屋さんの好意で大きさ違いのシャクヤクを2本無償で提供していただきました。ありがたい~!
写真ではわかりにくいですが、前髪は全部流して額を出して、サイドは編み込みで、バックにパールのピンを3本差しています。
前髪も、リハーサルのときは少し垂らしていたのですが、当日「やっぱりないほうが大人っぽい!」と思ってなくしました。
ベールは、顔が少し隠れるようにという意図で、当初トップめに着けられたのですが、人前式だしマリアベール系のベールだし、すっきり見えたほうがいいなと思って、後頭部に変えてもらいました。本当にほんのちょっとの差なのですが、しっくりくるバランスってやはりあります。
リップは、手持ちのNARSの「ナイアガラ」というピンクの口紅を使ってもらいました。人生で一番気に入っている勝負リップなので、晴れ舞台で塗れて嬉しかった。

披露宴後半

中座後のお色直しは、ドレスのショルダーを外して、ビスチェ型に。ヘアスタイルも波ウェーブのボブ風にして、大ぶりのビジューカチューシャに赤リップで、20'sっぽい雰囲気を狙いました。
このヘアスタイルが一番難関で、前日にあーでもないこーでもないと試行錯誤したのですが、まるっとダウンにするのではなく、後ろ毛を一部を巻き込んでボブ風にすることで、軽さが出て好みのスタイルになりました。
ガラッと雰囲気を変えたおかげで、同じドレスとなかなか気づかれなかったです。

カチューシャは、The Timeless Loveでレンタルした「Eliza Jane Howell クリスタルカチューシャ ANASTASIA」(9180円)。
こんな可愛いカードとともに送られてきました。準備でバタバタしていた時期でしたが、テンションが上がりました!
本当は別のお店で取り扱っていたジェニー・パッカムを狙っていたのですが、あいにく予約が埋まっていて断念・・・。でも結果的に、これを選んで正解だったと思っています。歴史好きとしては「アナスタシア」という名前もお気に入り! 大ぶりで華やか、結構重いので、お辞儀をしても落ちてこないようにたくさんピンで留めてもらいました。
似たようなデザインで、コームとカチューシャで悩まれる方もいると思いますが、モダンにしたいなら前者、ヴィンテージな雰囲気にしたいなら後者がいいかなと思います。

二次会

二次会のドレスは、前撮りでも着たLight In The Boxのもの。親の意見も反映した挙式~披露宴からは一転、二次会は趣味全開です。
新郎がつけているのは、「ボウ・ブローチ」という、ボウタイ代わりのブローチ。珍しいので「これ、何?」と結構話題になっていました。ボウ・ブローチに合わせて、私も紺色のリボン(3m)をウエストに巻いてサッシュベルト風にしました。
ヘッドピースもLight In The Boxで購入。9000円くらいで、このサイトにしては結構お高め。ゴールドのお花モチーフで、イマっぽくてすごく可愛かったです。
本当かどうかわかりませんが、アメリカのウェディングブランド・BHDNで取り扱っているのと同じもの(少なくともLight In The Boxサイトでは、この写真が使われていた)のようです。
まあパクってる可能性も高いですが、かなり可愛く仕上がったので満足! もう少ししたら、お譲りに出そうかなと思います。

後れ毛たっぷりのルーズめなアップスタイルと、レース袖のチュールドレスの組み合わせは、友人からも一番評判が良かったです。
ドレスもヘッドピースも購入済みで、汚れたり壊れたりしてもOKだったので、かなり気楽でした。リップはコーラルオレンジ系で、明るくフレッシュに。

挙式~披露宴はヒールの低いレンタルシューズでしたが、二次会は靴もハイヒールに履き替えました。新郎より背が高くなってしまいましたが、よし!
Something Blueな青い靴にも憧れていましたが、結局Lily Brownのゴールドパンプスにしました。
8cmヒールですが歩きやすくてお気に入り。実生活でもガンガンはこうと思います。

2016年6月5日日曜日

引き出物&引菓子&プチギフトについて

結婚式が終わった途端、自分でもわかりやすいくらい、書く意欲が薄れております・・・。
せっせと書いていたのは、自分の頭の中を整理する&自分を奮い立たせるという意味合いが強かったのだなと、感じております。

とはいえ、結婚式が終わってネタバレ的なことがやっと書けるので、今回は引き出物について。
引き出物は、なかなか悩みました。
私が30歳、夫が35歳なので、友人たちもだいたい結婚式は行きつくしていると思うし、既婚者も多いので、家庭で使ってもらえて邪魔にならないもの、というテーマで考えました。カタログギフトは、若い頃は良かったのですが、この年になるとそこまで欲しいものもないんじゃないかな?と思ったので、物で探しました。
結局、ゲストごとに送り分けしたため、全5種類になりました。

主賓
能作 NAJIMIタンブラー
富山の錫(すず)ブランド・能作のタンブラー。
結婚祝いにおちょこをもらったのをきっかけに、お気に入りになったブランドです。
高級感がありながら、好きに曲げて使えるという、錫の自由さがとても好き。
祝辞と乾杯の発声をくださった、新郎新婦の主賓の引き出物にしました。
主賓には、さらに、親からお礼(現金)をお渡ししています。

親戚
ARITA PORCELAIN LAB「JAPAN SNOW」の平皿(中)
有田焼の伝統技法を、モダンに昇華したブランド。
「JAPAN SNOW」シリーズは、白磁の上からプラチナを塗っていて、マットな輝きが特徴です。
お寿司とかを並べても素敵だし、意外とケーキにも合いそう。
大皿はどうしても重くなりがちですが、ここのは割と軽いのも、選んだ理由のひとつです。

新郎友人&新婦会社関係
伊勢丹のオリーブオイル&ピンクソルト

我が家は高いオリーブオイルが大好きなので、その美味しさを知ってもらいたい!ということで、このセットに。
伊勢丹新宿地下1階のオリーブオイル専門店「オリオテーカ」で相談したところ、非常に親身に相談になってくれました。実はピンクソルトはオリオテーカの取り扱いではないのですが、わざわざ伊勢丹の別フロアまで案内してくれて、いい組み合わせを提案してくれました。接客業の鑑だと思います!
※写真はラッピング前のものです。

新婦友人
能作 水引き型箸置き 
こちらも能作にて。なんといっても、お祝いごとにぴったりな形に惹かれました。
3個入りというのがちょっと半端&パッと見て小さすぎるかなとも思いつつ、遠方の友人も多いので、軽いほうがいいかなということで。
夫婦で出席してくれた友人には、これの5個入りをお贈りしました。

引菓子
ジャン・ポール・エヴァンの「ガトー デュ ヴォワヤージュ」
引菓子に関しては、「小分け包装」「間違いのない人気ブランド」「賞味期限が1週間以上」「バウムクーヘン以外」で探しました。
デメルなんかも検討したのですが、このジャン・ポール・エヴァンが一番中身や箱のバランスが良かったです。あと、身内に関係者がいるのも選ぶきっかけになりました(割引とかはなく、普通に購入しましたが) 。
中身は、フィナンシェ ショコラ、フィナンシェ ショコラ ノワゼット、マドレーヌ オランジュの3つ。
リボンの色も、結婚式のテーマカラー(白、ゴールド、ネイビー)に合っていて良かったです。

プチギフト
スクラッチ(200円)

プチギフトはスクラッチ、宝くじです!
大人なので、別に小さいお菓子とかほしくないよな~と勝手に思ったのと、全体的に面白い結婚式を目指していたので、最後まで楽しんでもらいたいという願いを込めて。
当たった!と報告してくれた人が2人いました。よかった!