2016年8月22日月曜日

二次会について

ずいぶん間が空いてしまいましたが、結婚式レポ、まだもうちょっとだけ続きます。
今回は二次会について。

式場選びの記事にも書いたように、披露宴会場より先に決めたのが、二次会会場のカナルカフェでした。
http://www.canalcafe.jp/
飯田橋の駅前にあるカフェレストランで、前身は「東京水上倶楽部」という、創業1918年のボート場です。中央線・総武線の窓からも見えるので、ご存知の方も多いと思います。
私は、親や親戚がメインとなる挙式&披露宴はクラシカルな会場にして、二次会は違う方向性で、洋画に出てくるような、海外みたいなウェディングにしたいという希望がありました。
それまでカナルカフェ自体に行ったことはなかったのですが、お濠に面しているロマンチックなロケーションと、食事の前評判の高さから、夜の二次会はぜひここで!と思っていました。
とはいえ、通常だと1.5次会に使われるような場所。
「最低人数100人、飲み放題込ひとり7500円、土曜日は貸切料プラス10万円(税別、サービス料別)」というハードルはなかなかに高く、決めるまで悩みました。
この条件だと、100人呼んでも、ひとりあたり8500円以上。男女一律9000円が最低ラインになります。いくら場所がいいといっても、9000円も取っていいのかなあ・・・と逡巡しました。
ただ、ゲストは基本30代以上なので金銭的にそこそこ余裕があるだろうこと、私側の二次会ゲストはほとんどが二次会からの参加ということ、そしてなんといっても、お濠に花火が打ち上げられる!(10万円)というオプションが決め手となり、カナルカフェに決めました。挙式&披露宴がリーズナブルな値段だったので、二次会の花火やウェディングケーキなどは、新郎新婦の持ち出しの予定でした。

が、なんと挙式1か月前に、カナルカフェから一本の電話。
「花火の免許を持っている者がケガをして、花火の打ち上げが不可能になりました・・・」
えー!!??

別の花火師さんにお願いできないかとか、他の手立てはないのかと、かなり食い下がりました。しかしカナルカフェが面しているお濠は国有地なので、花火の打ち上げは、自治体に届け出た限られた人しか、どうしてもできないそうなのです。
花火をメインイベントと考えていたので、これは非常にショックでした。花火なしで9000円はやっぱり高い。
既に告知をしたあとだし、会場を変えるのは現実的ではないということで、このまま進めることにしましたが、お店のウリである演出が先方の都合でいきなり中止になり、代替案もないというのはやはり納得がいかなかったので、その後の打ち合わせのとき、交渉してプロジェクター使用料をサービスしてもらいました。
夫が、俺から言おうか?と言っていたにもかかわらず、その場ではなかなか言ってくれず笑、仕方ないので自分で「花火を中止せざるを得ないということは理解しているんですけど、気持ち的に残念で納得いかない部分があり、また実際に代わりの余興を急きょ手配したりしているので、その分何かサービスしていただけないでしょうか?」と言いました。この手の交渉は本当に苦手なのですが、今回のことは先方に非があるし、言ってよかったです。少し大人になりました・・・。

そんなトラブルもありましたが、当日は本当に楽しい二次会になりました!
結局140人弱の人が来てくれて、まさに満員御礼、大盛況でした。
iPhoneのパノラマモードで撮った写真です。この景色が見たかったんだよ~!
18時スタート、21時撤収だったので、夕暮れから夜に変わる水辺の景色が見事でした。都内ではなかなか見られないと思うので、これだけでも価値はあったかなと思います。

入場は、カナルカフェ名物の手漕ぎボートで。
ドレス姿で、会場から少し離れた乗り場まで歩いて移動したのですが、周りのお客さんに「おめでとうございます」と声をかけていただけて幸せでした。
披露宴でも流したオープニングムービーを流してもらっている間に船が出発し、近づいたところで、幹事が「お濠にご注目ください!」と煽ってくれるという流れ。
それまで意外とみんな気づかなかったようで、ワッと沸いてくれて嬉しかったです!
このときのBGMはワーグナーの「ワルキューレの騎行」。映画『地獄の黙示録』リスペクトの演出です。

メイン幹事は、新郎側友人2名にお願いしました。人数が多かったのに、いろいろやってくれて本当に助かりました。また受付は、新郎新婦友人4名にお願いしました。披露宴のお花も、二次会会場に運んでもらいました。
メイン幹事には、披露宴の鏡割りで使ったハッピを着用してもらったのですが、一目で幹事とわかったので良かったです。さらにスペシャル幹事として、SoftbankのPepper君も登場! メイン幹事が用意してくれたのですが、ゲストがたくさん写真を撮っていました。

乾杯のあとは、知人のベリーダンサーの方によるショー。
知人といっても名のあるプロの方で、私は一度会っただけだったので、出演料をお支払いして正式に出ていただきました。曲はラナ・デル・レイの「Young And Beautiful」! 大好きな曲だったので、本当に嬉しかったです。セクシーなパフォーマンスが男女ともに好評でした。

そしてケーキカット。
ケーキは新郎の大好きな、麻雀牌をかたどったデザインにしてもらいました。
作りやすそうかなというのと、縁起がいいので赤ウーピンをお願いしましたが、マジパンで作った小さな牌の飾りも作っていただき、大感激。フォトジェニックで大好評でした。
恥ずかしいので、ファーストバイトはなし。それでも十分盛り上がったと思います。

後半の余興は、披露宴でも流したお祝いビデオメッセージと、新郎による「ガンダーラ」の熱唱。
出会いのきっかけが「ガンダーラ」で、新郎の十八番なのです。バカバカしいですが、こちらも盛り上がりました! 事前に打ち合わせていたので、Pepper君も合わせて踊ってくれました。 最後のサビは、なし崩し的に私がマイクを奪って、歌わせてもらいました。

そんな感じで、あっという間に2時間半が過ぎ、締めの挨拶をして、最後は入口に立って、皆さまをお見送りして終了しました。
いろんな人から「二次会ってごはんが大したことないイメージだけど、カナルカフェは美味しかった」「一度行ってみたかったから嬉しかった」と声をかけていただき、ちょっと高くてもカナルカフェを選んでよかったなあと思いました。
心残りは、音響が不安定で音が切れやすかったことと、新郎新婦がほとんど食べられなかったこと!
お酒はなんとか入手できたのですが、ゲストが多かったこともあり、食べ物を取りに行く暇がありませんでした。幹事もそうだったみたいで、悪いことをしました。事前に別の友達に、お料理について頼んでおけばよかったなーと思います。私がゲストのときは、新郎新婦にお皿を持って行ってあげようと思います。

カナルカフェのトイレで私服に着替え、タクシーでいったん家に帰ったあとまた戻り、飯田橋周辺で開催されていた三次会に参加。最終的に帰宅したのは2時過ぎでしたが、興奮のためかなかなか眠れませんでした。
5月21日、本当に楽しくて最高な1日になりました。改めて、協力してくれた友人やゲストの皆さまに感謝です。